宮内庁は、上皇さまが心臓の検査のため、5月6日から東京大学医学部附属病院に検査入院されると発表しました。

4月中旬に受けた定期検診で、心臓の冠動脈から筋肉への血流が不十分になる「心筋虚血」の所見があったということです。
特に自覚症状はないものの、91歳と高齢であることから検査を受けられるということです。
上皇さまは在位中の2012年には、狭心症と診断され冠動脈のバイパス手術を受けられています。

上皇ご夫妻のご様子について、フジテレビ宮内庁担当の宮崎千歳キャップは…、
宮内庁担当 宮崎千歳キャップ:
去年10月に美智子さまが骨折して手術を受けた際は、上皇さまが心配されてお見舞いにも行かれていたが、上皇さま自身が入院されるのは心臓手術以来13年ぶりで、そういう部分では美智子さまがきめ細かにフォローなさっていく面もあると感じる。

「心筋虚血」とはどのような状態なのでしょうか?
心筋虚血とは?
心臓血管研究所 循環器内科・心臓リハビリテーション科の加藤祐子医師によると、「心筋虚血」とは、「心臓の筋肉に十分な血液が供給されない状態」ということです。

症状は胸痛や胸苦しさなどですが、高齢の場合は自覚症状がないこともあるといいます。
心筋虚血で疑われる主な病気は「狭心症」「心筋梗塞」などです。

岩田明子氏:
「心筋虚血」というのは、ご高齢だと無症状であったり典型的な症状ではない症状が出たりするそうなので、念のために早めに検査入院されたのは正解だったと思いますね。一刻も早く全快していただきたいなと思います。
MC 谷原章介:
上皇さまは何度か心臓に関わるご病気をされていますがとても心配ですよね。ご退位されてから8年目ということで、お年も91歳ですから、本当にお大事にしていただきたいですね。
自覚症状がない中、よく周りの方も気づかれたと思いますし、まずはゆっくりとご静養いただきたいと思います。

SPキャスター 武田鉄矢氏:
昭和・平成という時代をしっかり肩に背負って歩かれた方なので、安らかな令和を過ごしていただきたいと心より思っております。
上皇さまは、美智子さまとともに8日から葉山御用邸で静養される予定でしたが、延期されるということです。
(「サン!シャイン」5月6日放送より)