イタリアで開かれているADB(アジア開発銀行)の年次総会で、加藤財務相は途上国の民間企業に対する支援強化の必要性を訴えました。
ADBの年次総会の演説で、加藤財務相は「アジア太平洋地域が直面する課題はいっそう複雑化・重層化しており、長年積み重ねてきた開発成果の停滞が危惧をされています」と述べたうえで、「途上国の民間セクターの支援強化は特に重要である」との認識を示しました。
さらに、途上国の民間企業などを支援するため、新たに設立された基金に日本として約29億円を拠出する考えも明らかにしています。