アメリカのヘグセス国防長官は、アメリカ軍の再編成として、大将クラスのポストを最低でも2割削減するよう指示しました。
ヘグセス氏は5日、国防総省幹部に充てた覚書で、「余剰ポストの削減で指揮系統の最適化と合理化を図る」などとして、軍のポストを削減するよう指示しました。
大将クラスのポストを最低でも2割削減するほか、州兵の将官も2割削減するなどとしています。
ヘグセス国防長官は、「肥大化した本部機能から、戦場に投入する部隊へと人員を再配分する」と話しました。
ヘグセス氏は、SNSに投稿した動画で、第2次大戦時よりも兵士が減少する一方、大将クラスは44人に増えていると指摘しました。
そのうえで、「スリムで効率的な組織でなければならない」と説明しています。
バイデン前政権では、在日アメリカ軍司令官の階級を中将から大将に格上げする案が検討されていましたが、今後の判断に影響を与える可能性があります。