ゴールデンウィークに蔵王温泉を訪れる観光客に気持ちよく入浴してもらおうと、山形の子どもたちが20年以上続く伝統の学校行事の一環で共同浴場の清掃を行った。

開湯1900年・日本屈指の古湯「蔵王温泉」
蔵王温泉の共同浴場「上湯」と「下湯」の清掃を行ったのは、蔵王第三小学校の児童と第二中学校の生徒、計7人。

この取り組みは大勢の観光客が訪れるゴールデンウィークを前に毎年行っているもので、子どもたちはほうきでほこりを落としたり、ブラシを使って浴室の床を磨いたりした。
掃除をしていた児童は、「ここら辺(腰)が痛い」と話していた。

日帰りで楽しめる共同浴場をきれいに
小学5年生の岡崎慈乃さんは小学1年のころから毎年参加している。
蔵王第三小学校5年生・岡崎慈乃さん:
観光客に蔵王の有名な温泉を楽しんでもらいたいので、力を込めて掃除した。

また、中学2年の小関福丸さんは、4月に東京から転校してきたばかりで今回初めてこの掃除に参加した。
蔵王第二中学校2年生・小関福丸さん:
みんなが「きれいだな」って言うことを想像すると心が軽くなる。ゆっくり「気持ちいいな」って言いながら、声を出しながら温泉に入ってほしい。

20年以上続く学校行事で、たくさんの人が訪れる自慢の蔵王温泉の共同浴場を掃除した子どもたち。
“地元に貢献している”という気持ちを持つことができて、誇らしいことだろう。
子どもたちが心を込めて清掃した共同浴場は、毎朝午前6時から営業している。
山形はゴールデンウィークの受け入れ態勢ばっちり。大勢の人に蔵王温泉を楽しんでほしい。

<情報/蔵王温泉には3つの共同浴場があります>
上湯共同浴場・下湯共同浴場・川原湯共同浴場
営業時間/6:00~22:00
営業期間/通年
入浴料金/大人300円 小人100円(各施設に箱が用意されている)
(さくらんぼテレビ)