ゴールデンウィークは車でお出かけをする方も多いのではないだろうか?そこで気になるのが「車のトラブル」。ゴールデンウィークの車のトラブルで1番多いのは「タイヤのパンク」と「バッテリー上がり」だ。これらのトラブルは事前の点検で防止することができる。タイヤとバッテリーの点検方法をJAF宮崎支部に聞いた。安全な毎日を楽しむため、お出かけ前に点検することが重要だ。

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2024年のゴールデンウィーク期間中のJAFの出動件数とその理由は、出動469件のうち、「タイヤのパンク」が146件と一番多く、続いて「バッテリー上がり」が116件となっている。この「タイヤのパンク」と「バッテリー上がり」は、事前の点検で防ぐこともできる。専門家に話を聞いた。

JAF宮崎支部ロードサービス隊 押川芳寛班長:
ゴールデンウィークのお出かけ前に、パンクやバッテリー上がりを防止するため、よく観察していただきたい。

「タイヤのパンク」を防ぐ点検ポイント

まず「タイヤのパンク」を防ぐための点検ポイントは3つ。

1つ目は、目視での確認。実際にタイヤを見たり触ったりしながら、タイヤの表面に亀裂やひび割れ、こぶがないか、確認する。

2つ目は、「スリップサイン」の確認。タイヤの溝にある「スリップサイン」と呼ばれる突起がタイヤの表面よりも出ていないかチェックする。

3つ目は、空気圧の確認。ガソリンスタンドなどで、機械を使って簡単に測ることができる。

森山裕香子記者:
適正な空気圧が入っているかは、機械がなくても、自分の指で確認することができる。このように、適正な空気圧が入っていないと、指が入り込んでしまう。

適正な空気圧は、車によって異なるため、車の中に貼ってあるシールなどで確認しよう。

JAF宮崎支部ロードサービス隊 押川芳寛班長:
空気圧が低いと、燃費の悪化を招いたり、走行安定性が低下してしまったり、タイヤがバーストしてしまったりする危険性がある。

「バッテリー上がり」を防ぐ点検ポイント

次に、「バッテリー上がり」を防ぐための点検ポイント。

バッテリーは製造時期の確認が必要。製造されてから2年〜3年が経っていたら、交換の目安だ。

もし、バッテリーが上がってしまった時は、救援車を呼び、バッテリー同士を専用のケーブルをつないで復旧させることができる。しかし、正しくつながないと車を故障させてしまう恐れがあるという。

JAF宮崎支部ロードサービス隊 押川芳寛班長:
ケーブルをつなぐ接続箇所を間違えてしまうと、エンジンが始動できなくなったり、車にダメージを与えたりしてしまう。JAFでは、ゴールデンウィーク期間中も24時間対応している。車やタイヤの状態をよく観察することで、事故やトラブル、故障を未然に防げる。日常点検をして、楽しいゴールデンウィークにしていただければ。

高速道路でのトラブル発生時は

高速道路でトラブルが起きたときの注意点は、以下の通り。

1.広い路肩に駐車
2.車の後方約50mのところに停止表示器材を置き、発煙筒をたく(運転手)
3.ガードレールの外などに避難し、安全を確認してJAFなどに電話(同乗者)

事前の点検や備えで楽しいゴールデンウィークを!

(テレビ宮崎)

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