公立学校再編です。
高校だけではありません。少子化に伴う生徒の減少は、富山県内の市町村の小中学校にも深刻な影響を及ぼしています。
砺波市では、学校規模の適正化を検討してきた委員会が、3つの中学校の統合を求め、教育長に答申しました。

砺波市の中学校再編を検討してきた委員会は、保護者や自治振興会、学校関係者が協議を重ね、3つの中学校を統合することが望ましいとする答申をまとめ、23日、笹田茂樹委員長が白江勉教育長に答申書を提出しました。
統合の対象とされたのは、砺波市の4つの中学校のうち、般若中学校と庄川中学校、それに庄西中学校の3校です。


般若と庄川は、2027年度に全ての学年が1学級となる見通しで、答申は再編対象となっていない庄西と統合して、市が適正規模としている1学年3学級以上にするとしています。
今後、統合する校舎の建設場所を決定し、できるだけ早く開校を目指すよう求めています。
あわせて、通学が長距離となる生徒向けにスクールバスの導入や交通運賃の補助の検討も盛り込まれています。

*砺波市教育委員会 白江勉教育長
「中学校は社会性が育つ場であるので、子供が『もまれる場』を求めていることがわかった。子どもたちが混乱しないよう準備はしっかりやっていきたい」
市は今後、学校再編計画を策定し、校舎の建設地や校名、通学路など具体的な内容の協議、検討に入ります。