一関信用金庫(岩手県一関市)は4月22日、職員が持ち出したUSBから顧客1万8000人あまりの個人情報が漏えいした恐れがあると発表しました。
これまでのところ不正に利用された連絡はないということです。
一関信用金庫によりますと、3月24日に本部に勤務する職員が、業務用のパソコンから個人情報が含まれるファイルを私物のUSBメモリに保存し自宅へ持ち帰ったことが内部チェックで発覚しました。
これを受け調査を行った結果、顧客の個人情報1万8000人あまりの「名前」や「電話番号」「口座番号」などが外部に漏えいした可能性があることが分かりました。
ただし、預金の払い戻しに必要なキャッシュカードの暗証番号などは含まれておらず、これまでに不正に利用された報告は入っていないということです。
職員は個人情報を外部に持ち出した行為で処分を受け、4月8日付けで退職しているということです。
一関信用金庫は顧客に対し相談窓口を設けていて、不審な電話やメールなどを受けた際は、電話番号0191-23-9309まで連絡するよう呼びかけています。