オペラ歌手が子供たちに歌のプレゼント
愛媛県砥部町の山間の小学校に美しい歌声が響きました。オペラ歌手が子供たちに歌のプレゼントです。
体育館に響く美しい歌声。歌うのは、四国中央市出身でブラジルで活動するプロのオペラ歌手・ガネヴィ正美さんです。

プロ歌手によるオペラ鑑賞体験
砥部町の広田小学校で行われたは、プロ歌手によるオペラ鑑賞体験。この体験では本格的な歌曲のほか、子供たちもよく知るジブリ映画の主題歌も披露されました。
広田小学校は、全校児童17人のうち13人が関東などから来た山村留学の児童で、「ここがみんなのふるさとになれば」という思いを込めて、全員で「故郷」を合唱しました。

歌手は自分の体が楽器
子どもたちから「どうやったら歌をうまく歌えるのか」という質問に、ガネヴィさんは
『歌手は自分の体が楽器』と説明した後で答えた。
ガネヴィ正美さん:
「歌えないってすごいなんか悲しくなるじゃないですか。思ったように声が出ないとかそういう時にさっきも言ったけど、自分の楽器を大事にしてあげるんです。『こんなもんさっ』て思って歌うと、もっとリラックスできるし、楽しく歌えると思います。」

いつか豊かな人生になっていくエッセンスの一滴に
6年 渡邉未来さん:
「ゆったりして優しい感じの声でなんか優しい気持ちになれて、 さすがプロだな と思いました。ジブリのポニョとかもののけ姫とかの曲は聞いたことがあったけど、オペラの人が歌うと全然違う感じになったので、すごいなと思いました。」
5年 佐々木絢音さん:
「マイクを使っているようなすごい響きで、高音とか強弱とかがすごく響きがよくて、夢のような時間でした。」
ガネヴィ正美さん:
「いろんな芸術を経験して触れていけばいくほど、人生は豊かになるというのは自分の経験上わかっているので、その一つとして将来、いつか豊かな人生になっていくエッセンスのなんか一滴くらいになってくれてたらすごくうれしいです。」
