長崎バスは16日にダイヤ改正を行い、平日の昼間は223便減らす。深刻な運転士不足が理由だ。通勤通学に支障をきたさないよう、日中の便を中心に減便。運転士の勤務形態を変更するなどして対応する。
朝夕の通勤通学の利便性は確保
長崎バスの減便は16日からの実施となる。

午前9時から午後3時台の便について、平日で223便、土曜で110便、日曜・祝日で92便の減便。長崎バスは、1便あたりの利用者が比較的少ない時間帯の便を減らしたと話す。
通勤通学で利用者が多い時間帯(始発から午前8時台、午後4時台から最終便)は、平日で11便減便となっている。
また全ての時間帯で、平日の大浦線とさくらの里線では、往路と復路あわせて23便少なくなる。
運転士不足が深刻だ。定年退職に採用が追い付いていないのが現状という。今回のダイヤ改正では、朝夕の通勤通学の利便性を確保するために、運転士の勤務形態や勤務時間を変更してバスを走らせる。利用状況を鑑みて日中の時間帯を減便している。
ココウォーク茂里町行きは長崎駅のバス停の場所が変更
長崎駅ではバス停の場所が変更する便もある。長崎駅を通過するココウォーク茂里町行き(終点)については、16日から長崎駅前のバス停が変わる。

15日までは国道に面した場所だが、16日からは長崎駅前の「交通広場」に変更となる。
バス停を動かすことで、長崎駅から歩いて長崎スタジアムシティに向かう利用者を取り込みたい考えだ。
路線バスの番号も変更
16日からは一部の路線の番号も変更となる。

観光客が利用しやすいように、行き先によって路線の番号を変更するとしていて、大瀬戸・板の浦行きが「100番」に、大学病院経由下大橋行きが「8番」になるなど、4方面で番号が変わる。
(テレビ長崎)