岩手県大船渡市の山林火災で亡くなった90歳の男性の遺族が、4月13日、四十九日の法要を行い遺骨を墓に納めました。遺族は無念で寂しいと胸の内を語りました。

大船渡市三陸町綾里の墓地には13日、柴田修幸さんと妹の松川悦子さんが訪れました。

2月26日に発生した山林火災では2人の父親である柴田吉郎さん(90)が亡くなりました。

13日は市内の寺での四十九日法要の後、納骨が行われ、吉郎さんが亡くなっていた時に持っていたカバンも墓に納められました。

墓前には吉郎さんが好きだっただんごやお煮しめなどが供えられ、2人は思いを語りかけていました。

吉郎さんの長男 柴田修幸さん(64)「たぼこも置いておくからね」
吉郎さんの長女 松川悦子さん(61)「守っててけでね」

吉郎さんの長男 柴田修幸さん(64)
「本当に無念でしかない。本当のお別れだと思うと、もうちょっと一緒にいたかったけど」

吉郎さんの長女 松川悦子さん(61)
「たまに拝みには来るけど、家にお骨がないとなると寂しい」
「この火事さえなかったら…本当に」

2人は、火災で同じ思いをする人は二度と出てほしくないと話していました。

岩手めんこいテレビ
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