14日午前9時、開催2日目を迎えた大阪・関西万博。
初日の13日は約11万9000人が来場。
「並ばない万博」のはずが、会場のあちらこちらで大行列ができました。
楽譜や音符のデザインが印象的な、オーストリア館。
13日は数時間待ちの大行列となり、入場制限が行われました。
これ以上並ばないよう、係員が両手を広げて行列を遮りましたが、後ろに並ぶ人たちが後を絶ちませんでした。
しかし初の平日となった14日は一転、大行列は見られず。
13日は3時間待ちとなっていたお隣のスイス館も同様、待ち時間は30分となっていました。
待ち時間の短縮は来場者にとって大歓迎です。
入場者は「意外と人少ないと思いましたけど…。快適です」「思ったより飲み物とかすぐ買えそうだし、過ごしやすいかも」などと話していました。
さらに、13日は最大250組以上が入店待ちをする事態となった回転ずしチェーン店も、14日の午前中はすぐに入れる状況。
さすがに昼時は135組ほどの待ちが生じましたが、混雑度は13日の半分ほどでした。
55年ぶりに大阪へと戻ってきた月の石人気で長い列ができたアメリカ館の待ち時間も、14日は最大60分ほどでした。
やはり、狙い目は平日の早い時間なのか。
14日は来場者の多くが万博を堪能できたようです。
地元・大阪市の4人家族が堪能していたのは、イタリアのライスコロッケ「アランチーニ」。
さらに、見せてくれたのはドイツ館のマスコット「サーキュラー」との記念写真でした。
そして14日、待望のお披露目となったのが、13日に天候不良でデモ飛行が中止となった「空飛ぶクルマ」。
ミャクミャクカラーに塗られた車体が宙に浮き、会場内を空中ドライブする様子を多くの来場者が見守りました。
そうした中、14日も会場で目に付いたのは、地図ボードに集まってくる人々。
今回の万博では、SDGsの観点からスマホなどでのデジタルマップが推奨されていますが、会場内にある地図の前には人だかりができていました。
会場内には、まだ開幕できていないパビリオンもありました。