4月は幕末の福井藩士、橋本左内が生まれた月です。左内の生家があった福井市の春山地区では、生誕191年を祝う神事が営まれ、地区の住民らが左内の功績を讃えました。
橋本左内は1834年(天保5年)旧暦3月11日に現在の福井市春山地区で生まれました。幅広い見識で福井藩の改革に手腕をふるっただけでなく、幕末の志士とも親交が深く
明治維新にも大きな影響を与えました。そんな左内の功績を讃え後世に伝えようと毎年4月11日に生誕祭が行われています。
11日は、左内の生家があった福井市春山地区の公民館に地区の住民や教育関係者ら約60人が集まり神事が営まれました。
その後、左内の「啓発録」にちなんで、福井工大付属福井中学校3年の三島功晴さんが 「立志のことば」を述べました。
福井工大付属福井中学校3年の三島功晴さん:
「一つ、学業に励む。何事もやらされていると感じるとつらくなるが、これはどういうことなのだろうと疑問を持ちながら考えると楽しくなる。これからも楽しみながら学べるように目の前の課題に取り組みたい」
また、春山小学校の児童らが歌う左内を讃える歌も流され、関係者らは福井が生んだ幕末の偉人に思いを馳せていました。