この週末に開幕する大阪・関西万博が話題になっているが、会場のすぐ近くにも、新たな観光施設がオープンした。

かつて大阪市最後の「負の遺産」とも言われたこの場所に、一体どんな施設ができたのだろうか?

■「THE JEWELRY」オープン
大阪市住之江区の咲洲にオープンした「THE JEWELRY」。
記者リポート:大阪・関西万博の会場を眺めながら、こちらのカフェでゆったりとくつろぐことができます。
海の向こうに万博会場、目の前にはガラス張りのドーム!
そんな景色を見ながら、キッチンカーの料理が楽しめる「オープン・カフェ」や、イベント会場として使える新たな施設が誕生した。

■大阪市最後の“負の遺産” 「なにわの海の時空館」
ここには、さかのぼること25年前…。
大阪市が総工費176億円をかけて、海や港の歴史を伝える「なにわの海の時空館」を開業した。
10億円かけて江戸時代の船を復元するなどしたが、入館者数の低迷などから施設の廃止が決定。
大阪市 橋下徹市長(当時):こんなバカげた計画がどうして進んでいったのか。
そして、2013年に閉館。
大阪市最後の“負の遺産”とも呼ばれる中、市は去年12月、観光コンサルタント会社に建物をおよそ6000万円で売却し、きょうの日を迎えたのだ。
あの10億円の船は今も残っていた。

■毎晩ライトアップ、9月からはファッションショーやナイトクラブに
ドームは10日から毎晩、午前0時までライトアップされ、建物の中では9月ごろからファッションショーやナイトクラブなどが開催される予定だ。
大阪市 横山英幸市長:負の遺産と言われたものが、ザ・ジュエリー。宝石が光輝くところを本当に楽しみにしたい。
万博開催を機に、今度こそ順調な船出となるのだろうか。
(関西テレビ「newsランナー」2025年4月10日放送)
