コロナ禍以来、いまや生活の一部となった食品などのデリバリーサービス。
これまで割高だった料金の一部が店頭価格と同じになり、より利用しやすくなりそうだ。
「この白味噌ラーメン。デリバリーサービスで注文すると1380円でした。それが今日からは980円とお店と同じ価格になります」(林幹夫ディレクター)

料金がお得になる新サービスを開始
今や生活の一部となったデリバリーサービス。
その業者のひとつ「ウォルト」が、4月7日から札幌エリア限定で、料金がお得になる新サービスを開始した。

一般的なデリバリーサービスでは、これまでは店頭価格よりも3割~4割ほど価格が高く設定されていた。
容器代やサービスの利用料金が上乗せされていたのだ。
それが4月7日から、札幌エリアの120店では注文価格が店頭の価格と同じになる。

「物価高がひとつの理由。デリバリー価格 = 店頭価格にすることでユーザーが手に取りやすいサービスになれば」(Wolt Japan 藤川誠矢さん)
札幌市・中央区のこちらのラーメン店では今回、店頭価格と同じにする事で、新規顧客の獲得を目指している。

「注文の2割くらいが、Woltなどでのデリバリー。初ユーザーのお客様の利用が増えてくれればと」(北海道らーめん 奥原流 久楽 佐藤文子さん)
コロナ禍で一気に普及したデリバリーサービス
5年前の4月7日、政府が初めて東京などに新型コロナの緊急事態宣言を発令し、外出自粛を呼びかけた。
そのコロナ禍で、一気に普及したのがデリバリーサービスだ。

市場規模はコロナ禍の2020年から2021年にかけて大きく伸びたが、2024年は市場規模がマイナス7.6%。
デリバリー市場が落ち着いてきた影響もありそうだ。
「ウォルト」ではスーパーやコンビニなどにも参加を呼びかけ、サービス拡大を狙う。