秋田県知事選の初当選から一夜明けた7日、鈴木健太氏は秋田市の街頭に立ち、気持ちを新たにしました。新しい県政を掲げる鈴木氏ですが、ある動物を愛するという佐竹知事との共通点があるようです。
当選から一夜明けた7日午前7時、当選後3時間ほど睡眠を取ったという鈴木氏は秋田市広面の選挙事務所にいました。
鈴木氏のもとに届いた当選を祝うメールは500通以上。また、7日の新聞各紙も鈴木氏の当選を大きく報じていましたが、それを見た鈴木氏は「まだ現実感はない、正直言って。『あっ俺か』という感じ」と話していました。
鈴木氏が選挙戦を終えてやりたいことの一つが、大切な家族との時間を持つこと。その家族の一員が、保護猫として引き取って5年目を迎える「まぁやん」です。
ーー選挙中はかまってあげられなかったと思うが応援はしてくれましたか?
「絶対に何も考えていない。『早くちゅ~る(キャットフード)をよこせ』と思っている」
ーー当選したのでちゅ~るを気前よくあげますか?
「ちゅ~るが送られてくる。インスタグラムでまぁやんに出てもらっているが、ファンができて、たまにちゅ~るをもらえる」
もうすぐ佐竹知事に続く猫好きの知事が誕生するようです。
一方、これまで秋田県議選秋田市選挙区で何度も争い、秋田市長選で初当選した沼谷純氏との連携に意欲を見せました。
鈴木健太氏:
「今まで県議選で戦ってきた永遠のライバルみたいな沼谷さんですから、私は腹を割ってお話できると思うし、非常に聡明な方なので。そうそう県と秋田市は利害がぶつかるものではないと思う。どこまでも首長同士の個人と個人の関係が影響するのは良くないと思う。そこは話をしていきたい」
このあと秋田市の城東十字路に立ち、県民に感謝の気持ちを伝えました。この場所は鈴木氏にとって特別な場所です。
鈴木健太氏:
「ここがスタートなんですよ。11年前に県議選の1年前に初めてつじ立ちして、毎日ここでやっていた」
政治活動の原点で気持ちを新たにした鈴木氏。新しいリーダーのかじ取りに期待がかかります。