子どもたちが消防の仕事を学ぶイベントが5日、秋田市で開かれ、小さな消防士たちが放水などを体験しました。
会場には、はしご車やポンプ車など10台の消防車両が展示され、多くの家族連れが訪れました。
子どもたちは普段乗れない消防車両に乗り込み、その迫力を体験。
また消防車両の前では、消防士の制服を着た子どもたちが笑顔でポーズ!気分はまさに消防士です。
ひときわ人気を集めていたのが、火事を想定した放水体験。消防士に手伝ってもらいながら的をめがけて放水にチャレンジしました。
119番通報の体験では、水難事故が発生した際の状況の伝え方を教わりながら真剣な表情で通報していました。
通報を体験した女の子は指令室に電話がつながると「火事ですか?救急ですか?」との質問に「溺れています」と話し、「どこで溺れていますか?」と聞かれると、「雄物川」と落ち着いて答えていました。
放水を体験した男の子は「楽しかった!的を狙うのが楽しかった!」とうれしそうな表情を浮かべていました。
親子で参加した父親は「実際にいろいろ体験しないと分からないこともあるので。放水体験や煙の体験などでちょっと怖いなと感じるきっかけとなった」と話していました。
会場に集まった子どもたちは、火災や事故などで活躍する消防士の仕事を知り、関心を高めている様子でした。