北海道・中標津町で、首にパイプのような輪っかがはまった野生のキツネが発見された。
住民とボランティア団体は救出作戦を決行。動物病院の協力も得て保護することに成功した。ノコギリで切断された首に付いていた輪っかは、水道工事などで使われる樹脂製のパイプだった。その後、キツネは自然に帰されたという。
首にパイプ巻かれたキツネ救出
北海道・中標津町で撮影されたのは、野生のキツネだ。よく見ると首に太い“輪っか”がついており、苦しそうな様子だった。心配した住民がボランティア団体に相談し、“輪っかキツネ”救助作戦が始まった。
救出に動いたボランティア団体の代表の和田さんによれば、キツネは「少し弱っていた」と話している。

保護の際は動物病院の協力を得て、麻酔で眠らせた。輪っかを取るにはノコギリが必要だったが、無事に切断が完了した。

また、キツネの首にはこすれた跡があり、長い間苦しんでいたようだ。
なぜ?キツネの首に工事用パイプ
一方、キツネの首にはまっていた物は一体何だったのか。

キツネから取った輪っかには“細いミゾ”がみられた。これは水道工事などで使われる樹脂製のパイプだった。

輪っかが取れた瞬間、和田さんは、「ああ良かったですねー。おめでとさん。おめでとう」と話しかけていた。しかし、キツネはまだ夢の中のようだった。
和田さんは、「最悪の事態を免れた。それが一番」と語っている。その後、キツネは無事に山に戻っていったという。
(「イット!」 4月4日放送より)
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