北海道旭川市で2月から目撃が相次ぐ、首元に矢のようなものが刺さったハト。
閑静な住宅地の一角で何が起こっているのか。
ハトの首に“赤い矢のようなもの”
ブロック塀の上で羽を休めているハト。
首元をよく見てみると―
赤い矢のようなものが貫通しているのがわかる。
ハトが目撃されたのは、北海道旭川市神居3条21丁目の住宅街。
最初の目撃は2月5日のことだった。

「矢のようなものが刺さったハトは後ろの塀に立っているところを目撃されました」(古沢哲也記者)
矢のようなものが刺さったまま、地面で何かを食べ、ブロック塀の上に飛んで移動したという。
その後、飛び去ったハトは1か月半が過ぎた3月24日、再び同じ住宅街に姿を現わした。
衰弱している様子はなかったという。
目撃した男性は旭川市に連絡、現在は上川総合振興局がハトを探しているが、手掛かりはつかめていない。

“吹き矢用の矢”を使用か―過去に札幌でも類似事案
同じような事案は過去に札幌でも。
草地にいる1羽のハト。
頭には白っぽい矢が刺さっている。
2023年5月、札幌市南区の住宅で、矢が刺さったハトが見つかった。
頭には吹き矢用とみられる長さ10センチほどの矢が突き刺さっていて、先端は金属でできていた。
一方、旭川のケースでは長さはわかっていないが、吹き矢用の矢とみられている。

街頭犯罪が増える春先 身の回りに注意を
防犯対策に詳しい専門家は―。
「この春先っていうのは街頭犯罪がすごく増えます。精神的なもの、慣れない生活の疲れとかストレスから犯行に及ぶケースもあるかと思う。いつも以上に身の回りを注意することも必要かと思います」(防犯アドバイザー 京師美佳さん)
警察は鳥獣保護法違反の疑いで捜査している。
