桜が満開となる中、長崎県内の各大学では入学式が行われ、学生たちは憧れのキャンパスライフが始まった。式ではあの“名物社長”もサプライズ登壇し、エールを送った。
新入生は2213人 長崎大学
長崎大学では新入生が真新しいスーツに身を包み、大学生活をスタートさせた。

長崎大学には2025年、学部生と院生あわせて2213人が入学した。
工学部に入学した新入生は「工業高校で専門的なことを学んでいたから、もっと深いところを学べるのが楽しみ。頑張りたい」と話し、教育学部に進んだ新入生は「長崎で小学校教員になりたい。地元だから長崎の方で学びたいと思ってこの大学を選んだ」と希望に満ちていた。

会場は2024年秋に開業した、長崎スタジアムシティのハピネスアリーナだ。
スタジアムシティには情報データ科学の新しいキャンパスも設置され、院生や教員など約70人が利用している。

県外出身の工学部の新入生は「広くてきれい」と感激した様子。保護者も「なかなかスタジアムシティに来られないので、それも楽しみで来た」と語った。

数千席のスタンドが家族などで埋まるなか、新入生を代表して教育学部の平山莉子さんが「長崎大学生としての本分を全うします」などと誓いの言葉を述べた。
それに対し永安武学長は「学生生活を通じて長崎という地と、長崎大学が歩んできた歴史を学び、多様な人々と交流する中で自らの新たな可能性を広げてほしい」と期待を込めて歓迎の言葉を送った。
スペシャルゲストはジャパネット創業者の高田明氏
長崎大学の入学式ではサプライズゲストがエールを送った。

ジャパネットたかたの創業者・高田明さんだ。新入生にエールを送った。(※「高」は「はしごだか」)

高田明さん:一生懸命やって上手くいかなかったことは失敗では決してありません。勇気をもって皆さんにはチャンレンジしてほしい。

長崎大学ではオリエンテーションの後、7日から講義が始まる。
留学生が4割 長崎外国語大学
民族衣装に身を包んだ留学生などが集まったのは、長崎外国語大学の入学式だ。

新入生236人が出席し、そのうちの4割にあたる96人が中国やアメリカ、ネパール、ドイツなど10カ国の留学生だ。
式では、石川昭仁学長が「それぞれの国の文化や価値観を知り、世界につながる架け橋になってほしい」と式辞を述べた。

これに対して新入生を代表して日置愛莉さん(外国語学部)は「留学生たちとの活発な交流を通して、自己の人格を高め、国際的に憧憬される人材を目指し、夢の実現に向けた充実した学生生活を送ることを誓います」と誓いの言葉を述べた。
留学生の抱負
留学生たちに大学での抱負を聞いた。

アメリカから来た新入生:(大学では)専攻の日本語と金融を学びたい
フランスから来た新入生:英語と日本語の通訳・翻訳者になりたい
フランスから来た新入生:将来はフライトアテンダントになるため、色んな言語を学びたい
韓国から来た新入生:将来は日本で就職したい。マスコミを目指しているので、それ関係の会社に就職したい
みな、やる気に満ちている。

長崎外国語大学では来週、言語学習などの授業が始まるということで、学生たちは本格的なキャンパスライフに胸を躍らせている。
(テレビ長崎)