子ども達の下校を笑顔で見守る男性。
事件や事故を未然に防ぐ「スクールサポーター」です。

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髙田賢治さん:
さよなら〜気をつけてね。

秦野市内で11年間、子ども達の安全を守っている髙田賢治さん、74歳です。

「スクールサポーター」は、登下校の見守りや、学校周辺のパトロールなどを行い警察、学校、地域のパイプ役を担う元警察官です。

髙田賢治さん:
兆し、兆候があるんです。なんか怪しいよと。それは培われた経験であるとともに勘でもありますし、危ないよねというのを早く察知することが一番大事だと思います。

“子ども達を危険から守りたい”という思いから、通学路などを隅々に渡り安全確認する髙田さん。

その徹底ぶりは、約20年に及ぶ、特別な警備の経験によるものでした。

髙田賢治さん:
皇族方の警備についてはほとんど100%、きちんとしなければならないものですから、そういう目線でいつもパトロールしています。
警備で一番多かったのは葉山御用邸の静養ですね。両陛下の笑顔を見るのは非常に嬉しかったですね。

その警備の経験と勘を生かし、「子供たちが行く場所のチェック」や「不審者情報の聞き込み」を行う髙田さん。

髙田賢治さん: 
子供さんたちが元気で帰ってくる時にハイタッチするのが何よりですよね。

――髙田さん、スクールサポーターとして、一番大事にしていることは何ですか?

髙田賢治さん:
子供の目線になるべく寄り添える形で「今困っていることは何?」と常に子供の目で見ていくのが大事かと思います。

“子ども達を危険から守りたい”その思いを胸に、髙田さんの活動はあすも続きます。
(「イット!」2月19日放送より)