岡山市の天満屋は3月11日、女子陸上競技部の武冨豊専任コーチ(71)が2025年3月31日で退任することになったと発表しました。
武冨さんは神戸製鋼でマラソン選手として活躍し、その後、指導者の道を歩み始めました。1992年にヘッドコーチとして天満屋女子陸上競技部に加わり、1996年に監督に就任しました。選手に寄り添った指導でシドニーオリンピックを皮切りに、5人の女子マラソンのオリンピック代表選手を育てるなどしました。
▽武冨豊専任コーチのプロフィール
1954年 佐賀県出身
(佐賀県立多久工業高校卒業)
1992年8月 ヘッドコーチとして入社
1996年4月 監督就任
2013年4月 総監督就任
2017年4月 監督就任
2024年4月 専任コーチ就任
▽武冨豊専任コーチのあいさつ(全文)
「1992年8月にヘッドコーチとして入社、1996年から佐々木精一郎前監督から監督を引き継ぎ、『育てるチーム作り』をモットーに全力で選手育成に取組みました。
選手の努力はもちろんのこと、会社からの支援、関係各位のご支援・ご声援のおかげで、2010年全日本実業団対抗女子駅伝競走大会優勝や、オリンピック6大会(5名)に選手を輩出することができました。
指導者として充実した33年間でした。
今後は山口衛里監督のもと、名門天満屋女子陸上競技部の活躍を影ながら応援したいと思います。ありがとうございました。」