新潟市内の新たな駅、『JR上所駅』の開業が迫っている。新潟市で新駅が誕生するのは、実に20年ぶりとなる。着々と開業への準備が進む中、上所駅を象徴する駅名標がお披露目された。デザインしたのは駅を利用する予定の高校生だ。
駅を利用する高校生が“駅名標”デザイン!
3月15日の開業を前にお披露目されたのは、駅の壁面に取り付けられる駅名標だ。

この駅名標をデザインしたのは今後、毎日上所駅を利用する新潟南高校の2年生。生徒たちは、2023年から授業の一環で駅の設備のデザインを考えてきた。
デザインのコンセプトは『水のせせらぎ』。雪の結晶や信濃川の流れをイメージしたデザインには、生徒の優しさも込められている。

谷眞凰さんは「高齢者が文字と柄が重なっていると見にくいということだったので、川の角度をずらした」と話す。
誰もが見やすい“ユニバーサルデザイン”取り入れる
さらに、川の色には高校生らしいアイテムを使って考えた思いやりも。
向井和輝さんは「様々な人の“色の見方”が体験できるアプリを使った。色々なパターンを試して、一番見やすい色を選んだ」と視覚障がい者など、誰が見ても一目で分かるようにユニバーサルデザインを取り入れたと話す。

まもなく迎える開業を前に五十嵐紅華さんは「本当便利になるし、自分が関わったこともあって、思い入れがある駅になる」と開業を心待ちにしていた。
新潟市としては20年ぶりの新駅となるJR上所駅は3月9日に開業式が行われ、3月15日に開業する。
(NST新潟総合テレビ)
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。
ギャラリーページはこちら(9枚)