調理やアウトドアで便利な「ガスバーナー」ですが、粗悪な製品での事故が多発しているとして、NITE(ナイト)=製品評価技術基盤機構が実験映像を公開して注意を呼びかけています。

■バケツの水でも消えないことが…危険なケースは

家庭でも使う人は多い「ガスバーナー」。フライパンにピザを乗せ、表面のチーズに焦げ目を付けようと点火すると、漏れたガスに引火しました。持ち手のほうに炎が上がり、手をやけどをする危険もあります。

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火がうまく出ないからといって、大きく傾けて使用すると…。

液体の燃料が噴き出してしまい、そのまま点火すると、異常燃焼して大きな炎となります。

バケツの水につけても簡単には火が消えないため、火事につながる恐れもあります。

また、燃料のカセットボンベをきちんと取り付ないまま使っていると、ボンベの接続部分から炎があがって危険です。

■ネットで購入は注意…これからは確認を!「◇PSLPG」マーク

NITEによると、2019年から2023年までの5年間で、ガスバーナーの事故は129件発生していて、原因は、“調査中”以外の事故のうち、7割が“製品に問題がある”ことがわかっています。

特に、インターネットで購入した海外製のガスバーナーでの事故が多く起きています。

こうした中、2025年3月6日から、国の安全基準を満たした製品には「◇PSLPG」マークの表示が義務づけられました。

NITEは、ガスバーナーにこのマークが付いているか確認するとともに、使用する際には音やにおいでガス漏れをしてないか確認するよう呼び掛けています。

(東海テレビ)

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