中国・四川省の高速道路で、車がガードレールに激突する瞬間がカメラに捉えられた。衝突で車は大破したが、運転手は幸いにも軽傷だった。事故直前、映像には車の前に道路を逆走するバイクが映っており、警察は当時の状況について調査中。中国のSNSで事故の動画が公開され、バイクのライダーへ非難が殺到している。
逆走バイク避けて…ガードレールに衝突
中国・四川省で撮影されたのは、どんよりした曇り空の日の高速道路で車がクラッシュする瞬間だ。

突然、左の車線を走っていた白い車が中央分離帯に接触すると、コントロールを失い、道路を横断するようにガードレールに激突した。
事故はなぜ起きたのか。ドライブレコーダーの映像を改めて確認すると、左車線を白い車が追い越していく。しかし次の瞬間、白い車のブレーキランプが点灯し、何かを避けるように大きく膨らんだ。

よく見ると、車の影を走ってきていたのはバイクだ。しかも、思いっきり逆走していた。バイクはスピードを緩める様子もなく車とすれ違うと、そのまま画面の外へと駆け抜けて行った。

バランスを崩した車はそのままガードレールへ激突してしまう。衝撃の大きさを物語るように激突の瞬間には車は後輪が浮き上がり、ボンネットが大破している。
“殺人と同じ”SNSで逆走ライダーに非難殺到
地元警察によると、バイクは高速道路に進入し、約20分も逆走を続けていたという。これだけの事故にもかかわらず、車のドライバーは軽いケガだった。

この動画が中国のSNSで公開されると、「高速の逆走は殺人と同じだ!」「白い車のドライバーに感謝しなさい」といった逆走バイクに対する非難が殺到した。
警察はバイクのライダーから話を聞き、当時の状況について詳しく調べている。
(「イット!」 2月14日放送より)
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