森友学園の公文書改ざん問題をめぐり、自殺した財務省職員の妻が、国に文書の開示を求めた裁判。

文書を「不開示」とした決定の取り消しを国に命じた大阪高裁の判決について、国側の上告がなく、確定した。
■「財務省が検察に提出した文書」職員・赤木俊夫さんの妻・雅子さんが開示求める
「森友学園」の公文書の改ざんを強いられ自殺した近畿財務局の赤木俊夫さん(当時54歳)の妻・雅子さんは、財務省が検察に提出した文書の開示を求めた。
しかし、国側はあるかどうかも明かさず、「不開示」を決定したため、国を相手に裁判を起こしていた。

1審の大阪地裁(徳地淳裁判長)は、「捜査に支障がある」として国側の主張を認め、雅子さんの訴えを退けた。
■大阪高裁は一転して「不開示」の取り消し命じる判決
しかし、大阪高裁(牧賢二裁判長)は1月の判決で、「法律では、文書の存在を明らかにした上で、開示か不開示を決めることが原則」と指摘。

「事件は不起訴処分がなされ捜査は終結しているため、支障を及ぼす恐れがあるとはいえない」として不開示決定を違法とし、国に取り消しを命じた。
■「不開示取り消し」判決が確定 妻・雅子さんは
国は2月6日に上告を断念する方針を示したほか、明らかにしてこなかった文書の存在も認めていた。

そして2月14日、大阪高裁によると、期限内に双方からの上告がなく、14日付けで大阪高裁の判決が確定した。
■「黒塗りではないものを出して欲しい」判決確定を受け赤木さんの妻がコメント
関西テレビの取材に対し、赤木さんの妻・雅子さんは次のように語った。

赤木さんの妻・雅子さん:安心しました。これからだと思うけれど、着実に前に進んでいます。あとは黒塗りではないものを出して欲しい。 今、財務局で働いておられる方たちにもよい知らせだと思います。自分たちが間違いのない仕事をしていたと証明できますから。

(関西テレビ 2025年2月14日)