選挙において動画戦略が大きなカギを握る中、いまYouTube上ではどのような動画が再生され、どのような情勢になっているのでしょうか。
選挙情報サイト『選挙ドットコム』の分析によると先月27日の公示から1日までの間に、YouTube上で衆院選に関する動画は、なんと9億8500万回以上再生されているということです。
各政党は、どのような発信をしているのでしょうか。
■自民 高市総裁を前面に
まずは高市総裁率いる、自民党。
【高市総裁】「とにかく物価高対策!急がないかん。経済財政政策をがらっと転換してます。責任ある積極財政。きっちりと財源を確保したうえで必要な投資をする。経済を強くする。自民党に皆さん力を下さい!」
ほとんどの動画で、高市総裁が前面に。
■維新 高市総裁との蜜月アピール
日本維新の会のYouTubeにはかつてない動画が…
【日本維新の会公式YouTubeより】「電話が鳴るー高市総理からだった」
維新が、連立政権入りした舞台裏をドキュメンタリー仕立てにした動画。
高市総裁との蜜月ぶりをアピールしています。
■社民 直球のメッセージ
社民党は、ぶれずに党の方針を訴えます。
【社民党・福島党首】「あなたの税金はあなたのために使います。選挙でどこに入れたらいいかモヤモヤしたり、悩んでいたりする人の受け皿に社民党はなりたい!なります!」
■れいわ 大石共同代表のプレゼン動画
そして、おなじみの演説スタイルを貫くのはれいわ新選組。
【れいわ・大石共同代表】「25年前と比べて中間層の年収140万円も下がってるんですよ。それでどうやって子ども産めますか。それが少子化の原因でしょうが。消費税はさっさと廃止して景気を上げる。今すぐ現金10万円給付。そうやってこの日本経済を回復させるんです」
■参政 神谷代表を前面に
参政党も神谷代表を全面に押し出した動画です。
【参政党・神谷代表】「自分たちが次の日本を作るんだ。自分たちが日本を支えていくんだ。そういう国民が増えていかない限り日本の復活はありませんよ。
この日本を立て直すため、皆さんの暮らしを守るために我々は皆さんと一緒に一人一人が日本なんだよとという気持ちを持ってこの国を再興させるための挑戦がしたいんです」
■中道 自らアンチコメントと向き合う
各党、熱く公約を訴える動画を繰り出す中、新党・中道改革連合はまさかの策に。
【中道・野田、斉藤共同代表】「中道改革連合。略して中道、略して中道」
【スタッフ】「かなり批判されてる。ものすごい評判悪め」
【中道・野田代表】「あぁ…」
共同代表もの2人が自らアンチコメントと向き合うという前代未聞の動画。
【スタッフ】「『立憲応援しない』とかそういうコメントも見受けられるなと」
【中道・野田共同代表】「ご理解いただけるように懸命に訴えるしかない」
■国民 玉木代表のオフショットも
【国民・玉木代表】「次は住民税と社会保険料の壁に挑みます。与党と野党が建設的な政策論争をする、そんな緊張感のある国会を作れるのはみなさんしかいないんです」
真面目に政策を訴える一方で、玉木代表の移動中の「もぐもぐタイム」も。
【国民・玉木代表】「意外にメロンパンってねカロリー高いんだよ。342カロリー」
(Q:意外とカロリー気にするんですか?)
【国民・玉木代表】「最近ね」
■共産 田村委員長が街頭インタビュー
日本共産党は、田村委員長自らが街頭でインタビュー。
【共産・田村委員長】「いいですか?私のこと知ってますか?」
【街の人】「いや知らないです」
【共産・田村委員長】「日本共産党という政党はご存じでしょうか?」
【街の人】「聞いたことはある」
【街の人】「同性婚とか。自分も同性と恋愛する可能性だってみんなにあるはず。古いなって」
【共産・田村委員長】「感じるよね、そこはね」
【街の人】「古いなって」
■保守 百田節がさく裂
【保守・百田代表】「もう怒った!地上波テレビはひどすぎる!今回、私は移民問題をドーンと押し立てていこうかなと。ちょっと水飲まして、水あらへんてさっきから氷ばっかりやん。ちょっと水入れてくるわ」
ライブ配信で百田節をさく裂させていました。
■減ゆ連 生成AIを活用
【減ゆ連・原口共同代表】「日本の政治を政党が変えたことはないんです。国民が変えるんです」
公示直後は演説の様子を公開していましたが…
【YouTubeより】「今我々はあっちが悪い、こっちが悪いと言ってる時間はないんです。皆さん、日本人の力を私たちゆうこく連合で結集しようじゃありませんか」
ここ数日は、生成AIで作った動画に原口共同代表本人の声をあてた動画に切り替えたようです。
■みらい AI安野代表が質問に回答
チームみらいもAIを活用。こちらはなんと、安野党首の考えを学習したAIが自動で質問に答えてくれる24時間生配信を実施。
(Q:一番実現させたい政策は何ですか?)
【AI安野代表】「安野貴博が最も実現したい政策は『子育て減税』を中心とした子育て支援です。これが実現するとまず子育て世代の経済的負担が大きく軽減されます」
各党、あの手この手で挑むSNS上の選挙戦。有権者の目にとまるのは一体どの党なのでしょうか。