ことしの野球殿堂入りが発表され、日米通算4367安打を達成したイチローさんが選ばれた。

イチローさんはスピーチで、1月17日で30年となる阪神・淡路大震災の経験にも触れ、「神戸はいまも特別な場所」と語った。

■【動画・スピーチ全編】イチローさん野球殿堂入り「神戸は今も特別な場所」

■野球殿堂入り発表 イチローさんたち4人が選ばれる

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16日午後、ことしの野球殿堂入りが発表され、イチローさんたち4人が選ばれた。

1992年にオリックスに入団したイチローさんは、94年にプロ野球史上初となる200安打を達成し、7年連続で首位打者を獲得。

2001年には日本人野手として初めて、メジャーリーグに挑戦。

日米通算で4367安打を達成した。

野球殿堂入り イチローさん(51):今は未来を担う子供たち、彼らとの出会いを通じて、それが僕の大いなる目標になっていて。(野球は)時代で変わっていくものもあります。でも変えてはいけないものもあると思うんですね。それを強く意識して、これから子供たちと接していきたいと思っています。

■震災「経験しなかった子供たちに伝えたい」イチローさんにとって神戸は特別な場所

阪神・淡路大震災のあと、「がんばろうKOBE」を合言葉に戦い、95年からのリーグ連覇と96年の初の日本一に大きく貢献した。

野球殿堂入り イチローさん(51):(震災)当時、僕は21歳ですね。オリックスの寮であのときは眠っていたんですけど、初めて命の危機というか、自分はこれで死んじゃうのかもと。寮があったエリアは、そんなに大きな被害がなかったんですが、それでも命について考えさせられた時間でした。当時、被災者として経験した思いを、子供たちに伝えていけたら。
そして神戸は、僕にとって今も特別な場所で。これからも、自分なりに進んでいく姿が、誰かのきっかけになったり、支えになったり、そんなふうになれたらいいなと。

イチローさんは、日本時間22日に発表されるアメリカの野球殿堂入りでも、日本人初の選出が確実視されている。

(関西テレビ「newsランナー」2025年1月16日放送)

関西テレビ
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