1月11日(土)、大会4日目を迎えた第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)は準決勝が行われた。
女子準決勝第2試合は、前年の準優勝校、東京代表・下北沢成徳と、世代別日本代表を10人抱え6年ぶりの優勝を目指す大阪代表・金蘭会の東西対決となった。
ともに1セットずつ取って迎えた第3セット、金蘭会のダブルエース、ともにU20日本代表の大森咲愛と西村美波が躍動する。西村のブロック、大森のバックアタックなども決まり25-20で第3セットを取った金蘭会が、セットカウント2-1とリードする。
後がなくなった下北沢成徳は第4セット、キャプテンでエースのイェーモン・ミャが次々とスパイクを決める。7-8と1点ビハインドの場面でイェーモン・ミャが連続得点を挙げて逆転すると、徐々にリードを広げ、最後は荻野明花のスパイクが決まり25-19でセットを奪う。セットカウント2-2のタイに戻し、勝負は最終第5セットにもつれ込む。
第5セットに入ってもイェーモン・ミャの勢いは止まらず、鋭いスパイクを連発。2年生の上村夏子も活躍した下北沢成徳が粘る金蘭会を突き放し15-12で第5セットを奪取。セットカウント3-2で逆転勝利し、2年連続となる決勝進出を決めた。
試合後、イェーモン・ミャは、「結果が出なくて苦しんだ1年だったが、ここまで来たからには自分たちがやってきたものを出し切るだけ。一瞬一瞬を大切にしたら結果がついてくると思うので、目の前の一瞬を大切にしてやりきりたい」と。決勝に向けての意気込みを語った。
共栄学園と下北沢成徳の東京対決となった注目の春高バレー女子決勝は、12日(日)に行われる。
春の高校バレー 女子準決勝
下北沢成徳(東京) 3-2 金蘭会(大阪)
(25-20、22-25、20-25、25-19、15-12)
春の高校バレー
女子決勝:1月12日(日)午後1時30分
男子決勝:1月12日(日)午後4時
フジテレビ系にて放送