キャベツの価格高騰が続く中、ある直売所では100円台で販売されているとあって、その安さに市外からも買い物客が訪れていた。
続く高値に「社会問題」との声も上がる中、ある“代替品“で立ち向かう鉄板焼き店もあった。
キャベツ求め開店前から行列
神奈川・横須賀市にある、農産物の直売所「すかなごっそ」。
この記事の画像(17枚)寒空のもと、午前10時の開店前から行列ができていた。
そのお目当てはキャベツ。
安いものだと100円台だ。
女性客も、「全然安いですね」と話す。
1玉1000円超えで店頭に並ぶなど、空前の高値が続いているキャベツ。
そのキャベツが格安で買えるとあって、この直売所には、市外からも人が訪れていた。
女性客:
近所だと1玉600円ぐらいしてたので、娘たちにも買おうかと。1・2・3・4・5個。
ほかの女性客も、「お買い得だと思う」と話していた。
直売所には生産者自身が搬入し、値段を自由につけるため、安く販売できるのだという。
キャベツ価格を近辺で調査
「イット!」は、この値段がどのエリアまで続いているのかを調査した。
まずはお隣、葉山町へ。
こちらでは、1玉216円で販売されていた。
さらに北上し、逗子市内の店を訪ねてみると…こちらでは、1玉398円で売られている。
直売所から約12km離れたエリアでは、400円近い値段で売られていた。
TAKARAYA・桜井恵一郎さん:
(お店が)我慢してでも皆さんが買える値段に。
「これだけ続くのは社会問題」
東京都内のスーパーでは、依然400円前後の高止まりが続いている。
スーパー「アキダイ」・秋葉弘道社長:
雨が降らない、干ばつが続いてる影響で生育が全然進まない、そこが大きな理由。
(高値が)これだけ続くのは社会問題。
また都内で人気の鉄板焼き店では、看板メニューの広島お好み焼きを作るにあたり、こんな“策”を講じていた。
都内の鉄板焼き店マスター・山根洋介さん:
通常入れているもやしを少しかさを増やして、値段はそのまま。
(キャベツは)メインで使っている食材なので痛手はあります。
空前の“キャベツ高”は、いつまで続くのだろうか。
スーパー「アキダイ」・秋葉弘道社長:
(市場の休み明けの来週)木曜日から流通量が増える。流通量が増えてくると下げざるを得ない。
(「イット!」1月10日放送より)