フィラー表現を減らすには、日々のトレーニングも効果的。日向さんが提案するのは「話している姿を録画(もしくは録音)して、自分の話している様子を客観的に知る」というものだ。

例えば、「今日あった出来事」を1分間即興で話してみて、録音したものを聞くと、自分がどこでフィラー表現をするのか分かる。これを自覚することで、改善にぐっと近づくという。友人に、フィラー表現が出たら話をストップしてもらうよう、頼んだりしてもよい。
適切なトレーニングを続けると約半年で、フィラー表現の大幅な減少が期待できるそうだ。
雑談ではメリットも
ここまでは、フィラー表現を減らすためのコツをお伝えしてきたが、実は使うことでのメリットもある。高い話術を持っている人は、出ても気にならない場合がある。
また雑談や少人数での会話など、1対1での会話で織り交ぜると接しやすい印象を与えられることもあるそうだ。そのため、大切なのは場面ごとに応じた使い分けをすること。

「状況に合わせた話し方やトーンも大切です。フィラー表現を出したくないタイミングで意識する、必要なタイミングでは普段通りに話すなど、シチュエーションに合わせてコントロールできるようになればいいですね」と日向さんも話す。
話し方を自分のものにするには反復練習が大切だという。意識や姿勢を客観的に捉えることができれば、次第に話し方も上達し、自信があふれるようになるそうだ。
フィラー表現に悩んでいるなら、今回の記事も参考に、話し方のコントロールを意識してみると相手への印象が変わるかもしれない。
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。
ギャラリーページはこちら(11枚)