皇居では新春恒例の「新年一般参賀」が行われています。

人数制限無しでの開催はコロナ禍前の2020年以来5年ぶりで、去年骨折した上皇后美智子さまやインフルエンザに感染した天皇皇后両陛下の長女・愛子さまも笑顔で出席されました。

午前10時過ぎ、両陛下は愛子さま、上皇ご夫妻、秋篠宮ご夫妻、次女の佳子さま、常陸宮妃華子さまと共に、宮殿のベランダに立たれました。

陛下は、「新年おめでとうございます。みなさんとこうして新年を一緒に祝うことを嬉しく思います。
その一方で、昨年の元日に発生した能登半島地震や各地で起こった大雨の災害などにより、いまだにご苦労の多い生活をされている多くの方々の身を案じています。
いろいろと大変なこともあるかと思いますが、本年が皆さまにとって安らかで良い年になるよう祈っております。
年に初めにあたり、我が国と世界の人の幸せを祈ります」と述べられました。

去年は前日に能登半島地震が発生したことを受け急きょ中止されたため「新年一般参賀」の開催は2年ぶり、人数制限の無い形での実施は2020年以来5年ぶりです。

先月インフルエンザに感染した愛子さまは回復し、ライトグリーンのロングドレス姿で笑顔で手を振られました。

去年10月に骨折して手術を受けた上皇后美智子さまは、つえを持たず上皇さまの隣で穏やかな笑顔を見せられました。

筑波大学に進学が決まった秋篠宮家の長男・悠仁さまは、成年式を行っていないため、出席を見送られました。

また寬仁親王妃信子さま、三笠宮家の彬子さま、高円宮妃久子さま、長女の承子さまは三笠宮妃百合子さまの逝去に伴い、出席を控えられました。

一般参賀は午前中に3回、午後に2回予定されています。

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社会部
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