わずか24時間でアプリを開発し、その技術やアイデアなどを競う大会『SPAJAM』の本選に熊本大学のチームが挑んだ。開発テーマは『ととのう』で、どのようなアプリを開発したのだろうか。
熊本大学・情報融合学環の研究室チーム
2024年9月に熊本市で、与えられたテーマでソフトウエアを24時間で開発し、そのアイデアや技術の高さ、チームワークなどを競う『SPAJAM2024九州予選会』が開かれた。

熊本大学・情報融合学環の城本啓介教授の研究室に所属する大学生や大学院生などで構成されるチーム『MatroidCafe』(マトロイドカフェ)が予選を突破した。

そして11月、神奈川の温泉地・箱根で開かれた本選に臨んだ。本選には全国から集まった9チームが参加した。

本選の開発テーマは『ととのう』。タイムリミットは24時間で、さっそく自分たちの部屋に戻り、テーマに沿ったアプリ開発に取り掛かるが、「みんな『アイデアはこれでいこうか』となりつつ、一部は納得していない状態で進んでいて」と話し、この大会の難しさを感じていたようだった。
数式を使って『整える』を定義
長い夜が明け、MatroidCafeが開発したのは、『最大公約GO!!』というタイトルの『整える』ゲームアプリだ。これは、提示される関係性の低い3つの単語から、共通性のある言葉を考えるもの。

テーマを定義するときに数学科に在籍しているという強みが生かされている点や、プレゼンのスライドが評価され、最優秀賞に続く優秀賞に輝いた。

メンバーの今村浩二さんは「プレゼンを聞きながらどのチームもレベルが高くて、刺激を受けていた。その中で優秀賞をとれたのは感無量です」と話し、山﨑貴智さんは「本選では数学をガッツリ使ったことが評価されて優秀賞になれて、とてもうれしいです」と述べた。

また、リーダーの川渕晋哉さんは「メンバーに恵まれたとずっと思った24時間でした」と話し、研究室のメンバーとのチームワークが受賞のカギとなったようだ。
(テレビ熊本)