この1年の出来事を振り返る「回顧おおいた2024」
今回は様々な競技でドラマが生まれた「スポーツ」を伝える。

フェンシング史上初の快挙 県出身選手が活躍した「パリ五輪」

2024年、スポーツ界の世界的なビッグイベントと言えば…。
パリオリンピック・パラリンピック。県出身やゆかりがある選手が連日、大舞台で躍動した。フェンシングでは大分県出身の江村美咲選手をはじめ上野優佳選手そして敷根崇裕選手がメダルを獲得する快挙を成し遂げた。

大分県庁を訪問
大分県庁を訪問
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金メダルを獲得した敷根選手は表彰式後のインタビューで「日本男子フルーレ復活っていうのをアピール出来たんじゃないかと思うのですごくうれしい」と話した。

異例の暑さとなった2024年の夏だったが、選手たちは遠く離れたパリの地から気温以上にアツい思いを届けてくれた。

悲願の全国制覇 大分舞鶴テニス「地元で日本一になれたことが嬉しい」

熱い戦いは大分でも。
2013年以来11年ぶりに県内など北部九州を舞台に行われたインターハイ。

開会式で選手宣誓をした東九州龍谷・忠願寺風來選は「日本中に私たち高校生から勇気と感動を与えるとともに、たくさんの支えや応援への恩返しにもなるような4日間にしたい」と決意を述べた。
高校生アスリートたちが日本一をかけて白熱した戦いを繰り広げた。

このうち、テニス男子シングルスでは、大分舞鶴の松永朔太郎選手が見事な逆転勝利を収め、この競技で県勢では初めてとなる全国優勝を達成。

大分舞鶴の松永朔太郎選手
大分舞鶴の松永朔太郎選手

試合後のインタビューで松永朔太郎選手は「ずっと小さいころから夢だった日本一にこの地元でなれたことがとても嬉しい」と、喜びを口にした。

30年の歴史に幕 大分三好ヴァイセアドラー「休部」

一方、かつて国内最高峰のリーグで戦っていたチームには厳しい現実も。バレーボールの大分三好ヴァイセアドラーは資金繰りの難しさなどから「休部」を決め30年の歴史に一旦幕を降ろした。

小川貴史チームディレクター
小川貴史チームディレクター

休部直前のファン感謝祭で小川貴史チームディレクターは「涙で終わらせず、みんなできょうという日をしっかり胸に刻んで新しい場面に向かってチャレンジしていきたい」と語った。

「目標は日本のエース」大型右腕・狩生聖真投手がプロの世界へ

プロ野球の舞台で新たな挑戦が始まったのが広島東洋カープにドラフト1位で入団した常廣羽也斗投手。

大分舞鶴出身としては初のプロ野球選手で9月に、プロ初登板、初先発そして初勝利をあげた。

そんな常廣投手を追うように来シーズンからプロの世界へと飛び込むのが佐伯鶴城の狩生聖真投手。埼玉西武ライオンズから3位で指名を受けた大型右腕に期待がかかる。

狩生聖真投手
狩生聖真投手

入団会見で狩生聖真投手は「自分の目標は日本のエース。日本のエースを任せてもらえるように、これから練習に取り組んでいきたい」と意気込みを話した。

仲間たちと喜び合う狩生投手
仲間たちと喜び合う狩生投手

プロ、アマチュア問わず、多くのアスリートがそれぞれのスポーツシーンで輝きを放った。2025年はどんなヒーローやヒロインが誕生するのだろうか。

(テレビ大分)

テレビ大分
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