栃木市内で公園のトイレが破壊される事件が相次いで発生しており、警察も捜査する事態となっています。

「めざまし8」が取材したのは、栃木市にある公園。

1cmほどの厚みがある多目的トイレの洗面台が、完全に破壊されていました。
同じ公園の別のトイレも、洗面台と便器の上部分が壊される被害が…。

さらに、車で20分ほど離れた住宅街近くの別の公園に行ってみると、そちらも、男子トイレの上の部分が破壊され、破片が散らばっていました。

公園利用者(60代):
とんでもないよね。一体何のためにやっているのか、意味がわからないっていうか。

公園利用者(40代):
こういうことをする人たちの、尻拭いをするためにお金払っているわけじゃないんで。
内心腹が立ちますよね、やっぱり。

栃木市によると、今年9月~11月にかけて栃木市内の北部にある5カ所の公園で、トイレの洗面台やタンク、便座などが壊される被害が相次いでいるといいます。
5カ所・6件の被害はいずれも14km圏内に集中しています。

栃木市公園緑地課 磯崎将人係長:
トイレの材質はほぼ陶器ですので、結構それなりの強度がある、硬い材質になっています。鏡も四か所あけられていますね…。
これはもう利用できないので、うしろの壁のところまで貫通しているので…。

市は、被害届を提出。警察は、同一犯による器物損壊事件とみて捜査しています。

栃木市公園緑地課 磯崎将人係長:
非常に残念ですし、憤りを感じるっていうところはあります。

隣接する鹿沼市でも、今年7月~9月までの間に7つの公園で同様にトイレなどが壊される被害が相次いでおり、警察は鹿沼市の事件も、同一犯の可能性も視野に入れているということです。

誰が、なぜ、公園のトイレを破壊したのか。
栃木市は、注意喚起を促すポスターを掲示。警察もパトロールを強化しています。
(めざまし8 12月23日放送)