シニアとして戦う5年間を思い返しても、佐藤は「メンタル面の成長」を挙げ、「5年を振り返って一番変わった、成長した部分だと感じている」とする。

「今までの自分はちょっと気弱な、どこか失敗を恐れていた部分があって、それが表情にも出ていた。まだ表情に出てしまう部分もありますが、前よりも強くなり、試合に対して“やってやる”というか挑戦する気持ちがすごく強くなった」
身についた勝負強さを糧に挑む全日本。
発言から強気で行かないとダメだ
その全日本を佐藤なりに表現してもらうと「激熱」と答えた。
「本当に日本男子は強いですし、活躍できるような選手しかいない。去年よりも熱い試合をしたいと思っているので、これをキャッチフレーズにしました。(去年の全日本は)ここ最近で一番熱かった。楽しかったですし、(出場選手が)どんどん更新していく感じで、今年もあのような試合ができるように頑張りたい」

そんな激熱な大会が予想されるなか、佐藤は4回転ルッツと4回転フリップの大技を組み込む高難度の構成を予定している。この大技の同時成功が、全日本優勝へのカギだ。
その全日本に向けて佐藤の思いも熱い。
「強気で行かないと絶対に優勝はできない。メダルを獲りたい、とかではなく全部の試合で優勝を目指さないといい結果は生まれない。発言から強気で行かないとダメだと思ったので、『今シーズンは全日本で優勝』ということをずっと目標として言っている。今まで引っ張ってくれていた宇野昌磨さんが引退されて、今度は僕たちが日本の男子を引っ張っていかないといけないのかなと思っています。さらに成長した姿を見せられるように頑張りたい」
■全日本までの道の詳しい概要はフジスケで!
https://www.fujitv.co.jp/sports/skate/figure/toJPN.html
※エントリーが出たら全日本への道の詳細が反映されます。
FODで全選手・全演技LIVE配信