台風の影響で延期になっていたスーパーGTの第5戦が12月7日(土)、8日(日)鈴鹿サーキットで行われた。

GRAND FINAL、運命の最終戦。

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最注目は、この人。auトムスのドライバー、カーナンバー36、坪井翔

今シーズン、開幕戦で勝利を挙げると、その後もランキングリーダーの座をキープ。

連覇へ、王手をかけている。

先月にはスーパーフォーミュラの舞台で、自身初のドライバーズチャンピオンを獲得。

次の狙いは、スーパーGTのチャンピオン。夢のダブルタイトルへ。

「山下健太選手とともに、チームと共に、チャンピオンを目指したいですし、まずは連覇ができるように、僕自身にとっては3度目のタイトルになる」

最終戦、坪井の36号車は予選でポールポジションを獲ることができれば、最大3ポイントを獲得。ライバル勢の結果次第で年間チャンピオンを引き寄せることになる。

一方、ライバル勢は、予選で36号車のポールポジションを阻まなければ、逆転優勝は消滅してしまう。追う者と追われる者が予選から火花を散らす。

1回目の予選。

まずはランキング2位、100号車(STANLEY TEAM KUNIMITSU:山本尚貴/牧野任祐)が全体5位につける。続いて、連覇がかる36号車は。

実況:
トップ!

しかし、これに、ランキング4位、緑の37号車(Deloiteトムス:笹原右京/ジュリアーノ・アレジ)が奮起。

実況:
デロイトは2番手だ!

予選1回目を終えて坪井の36号車は、全体3位。

続く予選2回目、ここで意地を見せたのが、虎視眈々と逆転優勝を狙う100号車だった。

実況:
トップ来た!

残すは36号車のタイムアタック、ステアリングを握るのは坪井。

実況:
チャンピオンを決めるトップ!

速く、強かった36号車。そして、坪井翔。スーパーフォーミュラとスーパーGTで、念願のダブルタイトルの栄光を掴んだ。

「これでダブルタイトル、夢がかなったし連覇を達成できたので本当にいい1年だったし、坪井翔というブランド力価値がしっかり上がってきたと思うので、今日も本当にいい仕事がみんなできたと思います」

ショーであり、競争であり、実験でもある、モータースポーツ。

彼らが紡ぐロマンと情熱は、また次の年へ。

(映像提供:GTA・JRP)

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