12月2日に発表された、今年1年を表す「新語・流行語大賞」。
大賞に輝いたのは 「ふてほど」。
TBS系列の連続ドラマ「不適切にもほどがある!」の略称が、2024年の大賞に選ばれた。
また今回、ノミネートされたのは30の言葉。
■【動画】「日本は安い!」インバウン丼 海鮮丼『7000円』お刺身盛り合わせ『1万5000円』「アメリカより安い。クオリティーも高いし」
この中で、「newsランナー」スタッフが注目したのが「インバウン丼」だ。
SNSで、「インバウンド」と「高価格丼」を組み合わせ「インバウン丼」が話題になった。
外国人観光客の多い東京・豊洲の人気すし店は、海鮮丼のお値段が、なんと5500円。

さらに、丼だけでなく、1本1万3000円のステーキ串など、人気観光地では、外国人観光客向けにおっカネ~値段の商品を出すお店が増えている。
■インバウンド客をターゲットにしたと思われる、おっカネ~金額のグルメ

大阪の人気観光地「黒門市場」も、外国人観光客で、平日のお昼から大盛況。
田中友梨奈アナウンサー:冬になってきたのでカニもあるんですが、“いいお値段”です。お刺身盛り合わせは1万5000円です。海鮮丼は7000円弱、かなり高級な海鮮丼です。
目立つのは、インバウンド客をターゲットにしたと思われる、おっカネ~金額のグルメ。
■外国人観光客はどう思っている?

外国人観光客はどう思っているのか?
(2000円の寿司を食べた外国人)
外国人観光客:おいしかったらそれでいい。3~4000円でもおトクだと思う。
(Q.日本の値段は高い?)
アメリカから来た外国人観光客:安いよ。もちろん安い。アメリカは少し高いんだ。日本はクオリティーも高くて安いね。
■老舗店では「世界から来ていただくのは喜ばしいが…寂しい」

外国人観光客は、口を揃えて「安くておトク」と大絶賛ですが、黒門市場で70年以上続く、老舗の和菓子屋さんは…
黒門みとや代表取締役 北岡裕一さん:昔からの店は何も変わらず商売しているんですけど、閉まったお店に新しく外国資本のお店が入ってきて、商店街組合にも入らず、好き放題に高い値段をつけて商売しているところも実際あります。今現在、9:1です。外国人の方が9割。世界から来ていただくのは喜ばしいこと。あまりにも多すぎて近隣の方の足が遠のいているのは寂しい。
外国人観光客にとってはハッピーでも、地元の人たちにとってはおっカネ~一面もある「インバウン丼」だということが分かった。
(関西テレビ「newsランナー」 2024年12月6日放送)