長野県佐久市で82歳女性が運転する軽乗用車がたこ焼き店に突っ込む事故があった。けが人はなかったものの、店舗の一部に被害が出た。現場にいた店員は「数分の差で巻き込まれていたかもしれない」と恐怖を語った。
「ドンという音、びっくりした」
11月11日午後4時ごろ、82歳の女性が運転する軽乗用車が佐久市塚原のたこ焼き店の倉庫に突っ込んだ。
事故により、倉庫のサッシが突き破られ、ガラスが割れ、壁や物が散乱する被害が出た。
この記事の画像(11枚)現場に居合わせた店員の女性は、「ドンっていう音とともに、30キロの米袋が全部吹っ飛んできて、ドアが開いて、その先に車がいた。びっくりしました。何が起きたかわからなかった」と当時の状況を語った。
店内には客2人と店員
警察の調べによると、軽乗用車は道路の向かいにある駐車場から発進し、そのまま道路を横切って倉庫に突っ込んだとみられている。
事故当時、店内には客2人と他の店員がいたが、幸いにも全員無事だった。運転していた女性にもけがはなかった。
「数分の差でここを通っていたら…」
また、運転していた女性の様子について、「乗っていた女性は動揺していて、何が何だかわかっていないような状況だった」と話した。
店員は、「数分の差でここを通っていたら巻き込まれていたかもしれない。まさか自分の店が被害にあうとは思っていなかった。車はなくては困る生活の足だと思うが、怖いですね」と心境を語った。
アクセルとブレーキの踏み間違えたか
この事故では幸いにもけが人は出なかったものの、店舗の倉庫部分に大きな被害が出た。
警察は、運転していた82歳の女性がアクセルとブレーキを踏み間違えた可能性があるとみて原因を調べている。
(長野放送)
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