ハマチ養殖発祥の地、東かがわ市で育った香川県の地域ブランド、「ひけた鰤」の今シーズンの出荷が11月8日から始まりました。

今シーズンの初出荷を迎えた8日、東かがわ市の引田漁協では、重さ約5キロに育った「ひけた鰤」約500匹が、水揚げされ、次々と箱詰めされていきました。

「ひけた鰤」は、引田漁協が認めた餌と大型のいけすで養殖された重さ4キロ以上のブリで程よく脂の乗った引き締まった身が特長です。2008年には、県内の水産物としては初めて「地域ブランド」に認定されました。

漁協によりますと2024年は、夏場に水温が高く、成育が危ぶまれましたが、最近になって水温が下がってきたため例年並みに育ったということです。8日は初出荷に合わせて地元の小学生約40人が漁港を訪れ、出荷の様子を間近で見るなどして地元の特産品への理解を深めていました。

(地元の児童は)
「ブリがとても大きくてびっくりした」
「触った時にブリブリしていた」
「すごくおいしそうだった」
「こんなに引田にブリが大量にいるなんてびっくりした」

(引田漁協 網本昌登組合長)
「脂も適度にのって非常に天然に近いおいしい魚になっていると思う」

「ひけた鰤」の出荷は、12月いっぱいまで続き、約4万匹が出荷されるということです。

岡山放送
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