マッターホルンの山頂で、わずか数cmの足場を歩く登山家の姿がカメラにとらえられた。
“御来光”が差す様子は唯一無二の絶景だが、周りは1歩間違えれば滑落する絶壁だ。
今回、危険な “アルプスの女王”への山登りを夢見てきた登山家が、登頂に見事成功した。
ふらついたら真っ逆さま…
マッターホルンで8月に登山家が撮影したのは、左を見ても右を見ても“断崖絶壁”な山頂を歩く様子だ。
この記事の画像(11枚)山頂を歩く2人をつないでいるのはロープのみで、わずか数cmの足場を歩く様子は、見ているだけでクラクラしてきそうな光景だ。
実際に絶壁を歩いていた登山家は、「めまいがしたら終わりだね。もちろん、落ちちゃいけないけどね」と淡々と話していた。
断崖絶壁を歩く登山家たち
登山家の2人が山頂にアタックしていたのは、標高4478メートルの“アルプスの女王”と称される「マッターホルン」だ。
そり立った岩壁の前で1人が後ろを向くと、そこには“御来光”が現れていた。
しかし、すぐ真後ろは崖で、足場などはない。
さらに2人は、狭い岩場でもパシャリ。
もし足を踏み外せば、何千メートルも“滑落”しかねない場所だ。
父の背中を追い…マッターホルンへ
マッターホルンは、数々の登山家たちが命を落としてきた恐ろしい山でもある。
「この山を登るのが、子どものころからの夢だったんだ」そう話すのは、スイス人登山家のバンソンさん(25)だ。
山登りをするかっこいい父親の姿を見て、いつかかなえたかった“マッターホルン挑戦”への夢。
そして2024年8月、バンソンさんは約3時間15分かけて登頂に見事成功した。
無事、“アルプスの女王”を制したバンソンさんは、「最高の気分だったね!夢はかなうんだって。父も誇りに思ってくれていると思うよ」と語っている。
(「イット!」 11月5日放送より)
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