首都圏で強盗事件が相次ぐなか、大手コンビニチェーン「セブン-イレブン」は、防犯対策としてレジスペースと売り場を隔てる「防犯パネル」と深夜帯などに自動ドアの休止を新たに導入。利用客からは「働いている人の方は安心ですよね」と好意的な意見が聞かれる一方で「声が小さい人だと(防犯パネルで)聞こえない場合がある」といった声もあった。

レジスペースと売り場を隔てる「防犯パネル」

コンビニのレジのスペースが透明なパネルに囲まれていた。このパネルは、新型コロナ対策ではなく、新たな防犯対策の1つとして設置された。

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大手コンビニチェーン「セブン-イレブン」が、警備会社大手の「綜合警備保障」や大手住宅メーカー「LIXIL」と共同で開発し、新たに導入したものだ。

特徴の1つが、レジスペースと売り場を隔てる形で設置された防犯パネル。耐久性に優れ、レジへの侵入や迷惑客からの暴力を防ぐことができるとしている。

防犯システム強化について利用客に話を聞くと「いいんじゃないですか。働いている人の方は安心ですよね」「防犯はやっぱりやっとかないとね。深夜の中に女の子(店員)1人っていうのはね、男性だったら対応できるけど」とおおむね好意的な意見が聞かれた。

一方で「もう年とともに(声が)聞こえづらくなっているから、声が小さい人だと(防犯パネルで)聞こえない場合がある」といった声も聞かれた。

深夜帯など自動ドア休止…安全・安心な労働環境の実現へ

防犯対策のもう1つの柱は、深夜帯などに自動ドアを休止し、扉をロックするというものだ。

ロック時に利用客が入り口前に立つと、店の中と外に来店を知らせるアナウンスが流れ、店員がリモコンでドアを開けるという仕組みになっている。

利用客は「今ね物騒ですからね、そういうのもいいと思います。(店員が)怪しくないかって分かれば、開けてくれってことですよね」「お客の方が(店員を)呼ばなくちゃいけない。(Q:リモコンで扉が開く)だから中の人(店員)が(お客を)分かるわけでしょ。その方がいいと思う、防犯的にはいいと思う」と話した。

また、店員が専用の機器を装着することで、急病などでしばらく動けなくなった場合には、警備会社に自動で通報がいくという。

働き手不足とされる中で、より安全・安心な労働環境の実現を目指すというこの取り組み。現在、北海道や広島県などの一部店舗で導入されていて、2025年2月までに全国約50店舗に広がる予定となっている。
(「イット!」11月5日放送より)

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