宮崎県有数のサーフスポットがある日向市。リラックスサーフタウンを掲げる日向市は、トッププロが出場する国際大会が開催されるなど、世界的にも評価が高いサーフスポット。その豊かな自然を生かし、町の魅力を発信し続けている。
トップサーファー達が華麗な技で魅了
9月、日向市お倉ヶ浜で開催されたサーフィンの国際大会。

国内だけでなくハワイやフィリピン、インドネシアなどからプロ・アマ合わせて延べ180人が出場。東京オリンピック銅メダリストの都筑有夢路選手をはじめ、トップ選手たちが華麗な技でファンを魅了した。

東京五輪銅メダル 都筑有夢路選手:
海に入ったとき、海が大きく感じて、海外に似ている波でパフォーマンスしやすかった。最高な環境だと思う。ご飯もおいしいし、最高!また来たい。
大会には地元・日向市出身の聖心ウルスラ学園高校3年の畑波音選手も出場。

畑選手は富島中学校時代に15歳でプロ資格を取得した現役女子高校生のプロサーファーだ。惜しくも決勝進出は逃したが、地元での大会で7位入賞を果たした。

聖心ウルスラ学園 畑波音選手:
みんな応援してくれていてすごくうれしかった。日向は他に比べて一年中波が良くて、綺麗な形の波があって楽しい。これからツアーを回りながら楽しく自分のサーフィンを出せたら良いなと思う。
日向市は2016年から「リラックスサーフタウン日向」を掲げ、サーフィンを核に街づくりを進めてきた。トップサーファーが評価する環境の良さから、2023年は年間約17万人がビーチを訪れている。日向市では、環境を整備して利用客をさらに増やそうと、2024年8月と9月にビーチに飲食店を出店する実証実験を行った。

利用客:
ここ(お倉ヶ浜)でサーフィンをして、お昼ご飯はコンビニで買ってきて食べるのが普通だったので(飲食店が)あったらうれしい。あったら絶対買う!特に夏場は冷たいものがあったらうれしい。
日向市では実証実験の結果をもとに、本格導入に向けて検討を進めることにしており、年間26万人の利用を目指している。

日向市 観光交流課 中田宏さん:
サーフィンする人だけじゃなく、色々な人がビーチに来たついでや、飲食ブースがあるという口コミが広がって、ご飯を食べにここに来ようかというような場所になることを目指していきたい。癒やしの場、リラックスできるような場所になることを目指している。

サーフィンをする人もしない人もみんなが集まる憩いの場所へ、リラックスサーフタウン日向にはまた新たな波がやってきそうだ。
(テレビ宮崎)