「都道府県魅力度ランキング」2024年版が発表され、最下位だった茨城県が2ランクアップし、埼玉県を抜いた。
茨城は、干し芋やビール製造量が全国一となっていて、旅館の「女将(おかみ)」や「若旦那」がその魅力を発信していた。
「都道府県魅力度ランキング」発表…茨城がついに埼玉超え
2009年から始まり、2024年で16回目を迎える「都道府県魅力度ランキング」。
上位だけでなく最下位争いも話題を呼んできた注目のランキングが、13日に発表された。

2023年に最下位だった茨城県は2つランクアップし、同じ関東の埼玉県を抜いた。
青井実キャスター:
ーー最も魅力度が高かったのは、2024年も北海道で、調査開始以来16年連続で1位という大記録です。2位は京都府、3位は沖縄県と観光地が入りました。そんな中、注目したのが去年の最下位から脱出し、2ランクアップに成功した茨城県です。

青井キャスターがアンテナショップを取材すると、あらためてその魅力が見えてきた。
青井キャスター:
ーー茨城にどんな魅力があるのでしょうか?
IBARAKIsense・宮崎(崎はつくりの上部が「立」)実奈子店長:
まず、なんといってもご紹介したいのが、全国の9割の生産量を誇る干し芋です。
青井キャスター:
ーー今、女性などにも人気ですよね。
IBARAKIsense・宮崎実奈子店長:
若い女性も含めて、健康志向の高い方に人気です。

青井キャスター:
ーーほかにも納豆やメロンなど名産がズラリと並んでいる店内で、茨城県は、ビール製造量が日本一となっています。

青井キャスター:
ーーメロン日本一とか、ビール製造量日本一とか知らないことだらけです。茨城の人たちが作って、こちらに出しているということですよね?
IBARAKIsense・宮崎実奈子店長:
はい、そうですね。
客:
海もあるし、海岸もある。アイスもお芋も、いろいろ特産品があるので、茨城のアンテナショップに結構寄っている。
別の客:
知れば知るほど、本当に素敵な県だと思う。
「女将」や「若旦那」が魅力を発信
青井キャスター:
ーーランキング16連覇の王者・北海道出身の山口さんは、茨城のイメージはどうですか?

スペシャルキャスター・山口真由さん:
偕楽園とか鹿島アントラーズとか常陸牛とか、観光・スポーツ・食べ物がいっぱいそろっているなって、イメージがどんどん出てきている気がします。
青井キャスター:
ーーそうなんですよ。知らないだけで、知るとすごいなっていう風に思います。では茨城県に住んでいる方は、ランキングをどう感じているのでしょうか?
最下位脱出に一役買ったと言われているのが、「いばらき 女将の会 」の萩谷旬子女将です。
県内の旅館やホテルの女将たちが茨城県と共に企画した、入手困難になっている「女将カード」にも登場しています。

いばらき 女将の会 ・萩谷旬子女将:
私たちも茨城は最下位が当然みたいな流れだったので、今回上がったから、気合入れていこうかな。アップしてうれしいという思いですが、下から何番目というよりは、10位くらいを目指したい。

青井キャスター:
ーーさらに、幅広い世代から熱烈な声援を受ける、“いばらきの純烈”こと、「いばらき若旦那」の皆さんです。県内の宿泊施設で働く、現役の若旦那が結成した6人組の男性ユニットです。メンバーの水越政和さんに、ランクアップした理由を聞きました。
いばらき若旦那 テラスイン勝田・水越政和支配人:
山・川・海というところ、すべて兼ね合っているのは茨城県になりますので、それぞれの特徴というものは、もっとアピールしていかなきゃいけないと思ってます。

青井キャスター:
ーーこのアピール、ランキングで抜かれた海のない埼玉県には手痛い指摘なんでしょうか。魅力度ランキングで、関東最下位となった埼玉県に住む皆さんに聞きました。
埼玉県民:
治安も悪くないし、住みやすいと思うんですけどね。災害もないし、住むにはいいところだと思います。それをどうしたらいいかっていうのは、分からないんですけど、もうちょっとランキングの上に上がりたいなと思います。
別の埼玉県民:
何もないところがもう、『翔んで埼玉』もありますし、ネタにできるくらいのところですかね。
青井キャスター:
全国各地には、ランキングだけじゃない魅力がたくさんあります。
秋の観光シーズン、魅力を発見しに行ってみるきっかけにしてはいかがでしょうか。
(「イット!」10月15日放送より)