5年前、対立する暴力団の組員を銃撃した罪などに問われている暴力団組長の裁判員裁判で、検察側は懲役20年を求刑した。
暴力団「山健組」の組長・中田浩司被告(65)は、神戸山口組の傘下にあった5年前、神戸市で、山口組系の組員(当時51歳)を銃撃し、重傷を負わせた殺人未遂の罪などに問われている。
■「すべて間違っています」組長は否認
この記事の画像(3枚)この事件を含む抗争が相次いだことで、神戸山口組と山口組は、「特定抗争指定暴力団」に指定されている。
この裁判では、中田被告の犯行であるかが争点となっているが、初公判で中田被告は「すべて間違っています」と起訴内容を否認。
■「残忍な犯行」検察側は懲役20年求刑
10月15日の裁判で、検察側は防犯カメラの映像などから中田被告を犯人だと指摘し、「強固な殺意に基づく執拗かつ残忍な犯行」として懲役20年を求刑した。
判決は10月31日に言い渡される。
(関西テレビ 2024年10月15日)