超短期決戦で行われることになった「解散総選挙」。新潟県内の選挙区から出馬する候補者は新たな区割りでの闘いに挑むことになる。新潟市中央区・東区・江南区、そして佐渡市が選挙区となった新潟1区では、前職と元職などが火花を散らしている。

立憲・前職 西村智奈美氏 自民の“裏金問題”追及

「選挙は11月だと思っていた」
こう話すのは立憲民主党の前職・西村智奈美氏だ。

立憲民主党・前職 西村智奈美 氏
立憲民主党・前職 西村智奈美 氏
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党の代表代行など要職を務め、地元入りする機会が限られていたとしながらもこの超短期決戦を受けて立つ考えだ。

「いまだに裏金をつくる温床そのものは残っている。政治資金規制法がこのままでいいというふうには、私たちは思えない」

石破首相は就任後、発言が180度変わり「自身の色を失った」と指摘。自民党の政治資金問題を追及し、前回・前々回に続いて小選挙区での勝利を目指す。

「どうしてもやらなければいけないのは、裏金問題にけじめをつけることだと思っている」

共産・新人 中村岳夫氏 “自民との対決姿勢”鮮明に

県内で唯一新潟1区に候補者を擁立した共産党も自民党との対決姿勢を鮮明に打ち出している。

共産党・新人 中村岳夫 氏
共産党・新人 中村岳夫 氏

「石破さんによる新政権が誕生した。これで政治が変わるでしょうか?残念ながら期待薄と言わなければなりません」

共産党の新人・中村岳夫氏も解散日程など石破首相の発言の変化を指摘。自民党政権では何も変わらないと訴え、支持拡大を狙う。

「約束を守ってと言っていたのは、どこへ行ったんだいと、その約束は守らないのかと。自民党の政治・性質そのものが国民を向いてこなかったがために今こうなっているんじゃないですかというところは訴えていきたい」

自民・前職 塚田一郎氏 “自身の実績”アピールへ

こうした自民党に対する逆風が吹く中、選挙を戦うことになるのが、前回は小選挙区で敗れ、比例復活した自民党の前職・塚田一郎氏だ。

自民党・前職 塚田一郎 氏
自民党・前職 塚田一郎 氏

「政治資金問題についてもご批判をいただいている中での戦いになりますので、厳しい戦いにはなりますけど、しっかりと説明できることを果たしていきたい。選挙が間近ですから、分刻みで動いている」

この日は拉致問題の解決を願う集会に他の候補者とともに出席した塚田氏。

「私の政治家になった原点が、横田めぐみさんをはじめ、全ての拉致被害者を救出するという思いなので、しっかりとやっていきたい」

拉致問題解決に向けたアメリカ政府への働きかけや、佐渡島の金山の世界遺産登録に向けた活動など自身の実績をアピールしたい考えだ。

「短期決戦になりますけど、残された時間を精一杯頑張っていきたい」

維新・元職 石崎徹氏 “刷新感”打ち出し再起へ

自民党が党の「刷新感」を演出するのに苦心する一方で、「刷新というものを掲げまして、私、石崎徹、自分自身もそう。ふるさともそう。日本全体もそうだが、刷新をもたらしていきたい」と日本・ふるさとの刷新だけでなく、自身の刷新を掲げるのは日本維新の会の元職・石崎徹氏だ。

日本維新の会・元職 石崎徹 氏
日本維新の会・元職 石崎徹 氏

「調子に乗っていたこともあると思いますし、色んなことで皆さまにご迷惑をおかけして、まずお詫びを申し上げたい」

元秘書への暴行問題で自民党を離党し、その後、議員辞職。

維新から出馬した前回選挙に敗れてから3年あまり…「人の優しさというものが身に染みて分かるようになった」と話す石崎氏。官僚、そして衆院議員3期務めた経験を武器に刷新感を打ち出し、再起を誓う!

「私は総理大臣を目指せる若さとフットワークがあると思っているので、是非、皆さん一緒に戦ってください」

県都・新潟市を舞台にした新潟1区で果たして有権者はどのような審判を下すのか…

(NST新潟総合テレビ)

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