昭和以降最速のスピードで大関に昇進した大の里。中学・高校時代を過ごした新潟県内で行われた大相撲の秋巡業に参加し、迫力ある取組を見せた。質問コーナーでは、「お相撲さんの次になりたかった職業は?」などの質問に答え、会場は盛り上がっていた。

応援タオルは20分で完売!新大関・大の里に歓声

45年ぶりに行われた新潟県三条市での大相撲の秋巡業。力士を応援するグッズ売り場には人だかりができていた。

グッズ売り場
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もちろん一番人気は、初土俵からわずか9場所で大関昇進を果たした新潟県糸魚川市の海洋高校出身・大の里!大の里の応援タオルはわずか20分ほどで完売したという。

会場を埋め尽くした約2800人の視線を集めた新大関・大の里。稽古をする姿に大きな拍手や歓声が上がっていた。

新大関・大の里
新大関・大の里

大きな背中に汗がにじんだ大の里もその声援に手を振って応える。

質問コーナーの時間では、「お相撲さんの次になりたかった職業は?」との質問に対し、「僕は学校の先生になりたかった」と回答。

「好きな女性のタイプ」を問われると、困惑しながらも「僕は新潟県出身の女性が好きです」と答えて笑いを誘っていた。

大の里の取組に会場沸く「迫力がすごい」

「相撲甚句」や柔軟性や跳躍力を活かし、相撲の禁じ手を解説する「初っ切り」を力士が披露すると、いよいよ、大の里の取組!

関脇・阿炎を相手に土俵際でうっちゃりを繰り出すと、ひと際大きな拍手が送られた。

関脇・阿炎との取組(左が大の里)
関脇・阿炎との取組(左が大の里)

訪れた人たちは「楽しかった」「体が大きくてびっくりした」「大の里を応援していたが、迫力がすごい。よかったバッチシ」「相撲をやってみたいと思った」「こんなに間近で応援できてとてもよかった」などと皆うれしそうに話していた。

第二の故郷で声援を受けた大の里は、11月10日から始まる九州場所に向けて気持ちを新たにしたようだ。

「大関として新潟の地に戻ってきて、たくさんの声援をいただけてすごくうれしい。巡業は長いが、稽古を積んで九州場所に向けて頑張る」

(NST新潟総合テレビ)

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