“世界最小の赤ちゃん”として生まれた関野竜佑ちゃん。
わずか258グラムで生まれた赤ちゃんが、10月1日で6歳になり、2025年からはいよいよ小学生になる。入学を控え、今は言葉・会話の練習に励んでいる。
無事に退院できたケースでは当時「世界最小の男の子」
公園で元気に遊ぶ男の子。

ーーお名前はなんですか?
竜佑くん:せきのりゅうすけです!
6年前、 “世界最小の赤ちゃん”として、ニュースで大きく伝えられた関野竜佑(せきの・りゅうすけ)ちゃん6歳。

竜佑くん:ママだいすき!
母・俊子さん:ありがとう
FNNのカメラは、6年間の成長を独自に取材。9月に再び会いに行くと、周囲も驚く成長した姿を見せてくれた。

6年前、産まれたばかりの竜佑ちゃんの体重は、わずか258グラム、身長22センチ。命に危険がある「低出生体重児」だった。

母・俊子さんは「小さすぎて産声もなくて、生まれたのかどうか自分で感覚がなくて」と語り、父・康平さんは「先生たちにお任せで、信用して待つしかないと思っていました」と当時を振り返る。

医療ケアと高い生命力から、生まれて半年後に退院。無事に退院できたケースでは、当時「世界最小の男の子」だった。

1歳の誕生日。健診やリハビリを受けながら、すくすく成長した。

母・俊子さん(2019年当時):
こんなに元気に1歳の誕生日を迎えられると思っていなくて、普通に過ごせているので、それが一番幸せです。

1歳10ヶ月になる頃には歩けるようになり、2歳…身長65センチ、体重5.6キログラム

3歳…身長74センチ、体重6.9キログラム

4歳…身長82.6センチ、体重8.5キログラム

5歳…身長89.1センチ、体重10キログラム

そして6歳になったいま、身長は94.2㎝にまで伸びた。体重は11.7キログラム。
目を見張る「言葉」の成長「長くなってきている」
さらに、小学校入学を前に目を見張る成長を見せたのは、「言葉」の成長だ。

ーーりゅうちゃんの好きな食べ物は?
ブドウ!ブドウとご飯と納豆と…。
2023年、将来の夢を聞いたときは?

父・康平さん:将来は何になりたいの?
竜佑くん:ピーポー
今回、同じ質問をしてみると…

ーーりゅうちゃん、大きくなったら何になりたい?
竜佑くん:警察です!警察でーす!
「ピーポー」から「警察」に言葉遣いにも成長が表れていた。

実は竜佑(りゅうすけ)ちゃんは、言語聴覚士のもと、2歳の頃から言葉の練習をはじめていて、いまは、はっきり話せるようにする「構音訓練(こうおんくんれん)」に取り組んでいる。

ーーりゅうちゃんこれは?
竜佑くん:タメ
ーーりゅうちゃんよく見て。これは?カ?
竜佑くん:カメ
ーーいいね~、じょうずじょうず
竜佑くん:ベッド
ーーいいじゃない オッケー
担当の言語聴覚士は「まずやる気が伝わってくるというか、うまくいかない時も『あれ?』みたいな顔をする。本当にここ半年くらいですかね。だんだん言葉も長くなってきているので、すごいですよね」と驚きを隠せない。
2025年4月の入学に向けて、やる気は高まっているようだ。

母・俊子さんは「最近、会話が出来るので楽しくなってきましたね。なんか間違っていると否定されちゃったりとか、こちらがね、言い返されちゃったり。小学校生活を楽しんでもらいたいですね。警察官になるために、運動も勉強も頑張ってくれたらなと。とにかく元気で楽しそうにしているので幸せですね」と竜佑くんへの思いを話してくれた。
(「イット!」 10月2日放送より)