年齢を重ねると“老眼”の悩みとぶつかる人も多い。そんな時の見えづらさは「老眼鏡」で解消する人もいることだろう。
そんな中、全国に101店の眼鏡専門店を運営する株式会社ビジョンメガネ(大阪市)が実施したアンケート調査で、40代の約7割が「老眼鏡をかけることに抵抗がある」ことが分かった。
「煩わしい」「老人のもの」ネガティブな印象
調査は9月6~8日にインターネットで、40~60代の男女106人を対象に実施。

その中で「老眼鏡をかけることに抵抗がありますか?」という質問に、40代は「とてもある」「ややある」と答えた人の合計が約67.5%で、約7割が抵抗があることが分かった。
そして50代以降は抵抗が少なくなっていき、「とてもある」「ややある」の合計が、50代では約40.5%、60代では約40.7%と半数以下だった。

そもそも「老眼」とは、年齢とともに近くのものが見えにくくなったり、近くから遠くへのピント合わせに時間がかかったりする“目の老化現象”。ヒトの目の機能は、10歳を過ぎたあたりから少しずつ低下していくとのことで、実は「小学生からすでに老眼へのカウントダウンは始まっている」という。
目には、レンズの役割をする「水晶体」に、水晶体の厚みを調節する「毛様体筋」と呼ばれる筋肉がある。加齢とともにその水晶体の弾力と毛様体筋の働きが低下することで起き、平均的には45歳前後から自覚症状が出始めるとのことだ
老眼は完全に予防できない
近くのものが見にくくなっているのに「老眼鏡」を使わないとどうなるのか?可能ならばそもそもの原因である老眼を防ぎたい。
ビジョンメガネ・マーケティング本部の糸川さつき次長に話を聞いた。