自民党の総裁選挙が9月27日に実施され、奈良2区選出の高市早苗経済安全保障担当大臣が決選投票に進んだが、石破茂元幹事長に敗れた。日本初の女性総理大臣誕生とはならなかった。
■【動画で見る】自民党総裁選「初の女性総理大臣」誕生ならず 高市早苗大臣は決選投票で石破茂氏に敗れる
■高市氏は議員票・党員票ともにトップで決選投票に

27日行われた自民党総裁選は、1回目の投票は、国会議員票367票と党員票368票を合わせた735票で争われた。
高市氏は181票(議員票72票、党員票109票)で1位となったが、過半数に届かなかったことから、2位で154票(議員票46票、党員票108票)だった石破氏とともに決選投票に進んだ。
小泉進次郎氏は136票(議員票75票、党員用61票)で3位となり、敗れていた。
4位は林官房長官で65票(議員票38票、党員票27票)
5位は小林鷹之氏で60票(議員票41票、党員票19票)
6位は茂木幹事長で47票(議員票34票、党員票13票)
7位は上川外相で40票(議員票23票、党員票17票)
8位は河野デジタル相で30票(議員票22票、党員票8票)
9位は加藤元官房長官で22票(議員票16票、党員票6票)
■31歳で参院議員に初の立候補も落選

高市氏は奈良県出身で、1992年、31歳の時に参議院議員選挙に初めて立候補した。
高市氏(1992年):(日焼け見せて)これだもん、もう嫁には行けないわ…
しかし、この時は落選。
高市氏(1992年):悔しくて、悲しくて、本当にありがとう…
そして、その翌年、32歳のときに衆議院議員に初当選し、その後、8回当選している。
■保守派を代表する1人 「ヘビメタ好き」の一面も

保守派を代表する一人で安倍元総理大臣との関係が深かった高市氏。 2006年、第一次安倍内閣で内閣府特命担当大臣として初入閣し、その後、女性として初めて自民党政務調査会長に就任するなど、実績を重ねてきた。
ことし8月、夏休み中の子供たちを大臣室に招いた際は…
高市氏:小学校のときはお習字の先生になりたいと思ってましたけどすごく字が下手です。なぜか今、政治家になって大臣の仕事をしています。
ちなみに学生時代はドラマーとしてバンド活動に励み、ヘビーメタル好き。
目標の政治家は”鉄の女”といわれるイギリス初の女性首相マーガレット・サッチャー元首相とのことだ。
(関西テレビ 2024年9月27日)