「iPhone16」が20日に発売されたが、その現場では、例年の行列とは違う2024年ならではの異変が起きていた。店の前で警察が厳戒態勢を敷いていたのだ。
販売当日に警察が異例の警戒
新型iPhoneは完全予約制のため、本来であれば並ぶ必要は無いはずだが、午前7時過ぎ、東京・表参道の店頭には早くも行列ができていた。並んでいた人に理由を聞くと、「オープニングのイベントに参加したくて」という答えが返ってきた。また、1番目に並んでいた人は「13年くらい並んでいるので、呼吸するように並んでいる」と答えた。

午前8時前、アップルストアの前でカメラが捉えたのは、鋭い目つきで警戒する警察官の集団だ。さらに、道路には巨大な警察車両まであった。警察がこうした厳戒態勢を取るのにはある理由があった。

そのワケは、2023年9月に発生した発売されたばかりのiPhone15を巡る買い占めトラブル。このトラブルを巡り、17日には準暴力団「チャイニーズドラゴン」の幹部が逮捕されており、20日は警察が異例の警戒にあたっていたのだ。
iPhone16が早くもフリマサイトに…
iPhone16は、早くもフリマサイトに200台以上が出品され、なかには定価より10万円以上高いものも買われていた。

ただ、iPhoneをめぐってはこんなデータもある。香港の調査会社によると、8月のiPhoneの販売台数は、中国のシャオミに抜かれ、3年ぶりに世界3位に転落した。
アップルは、毎年9月に新型を発売していて、8月は販売が落ち込んだとみられている。今回のiPhone16が、販売台数アップのカギを握ることになるのだろうか。
(「イット!」 9月20日放送より)
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